巣立ちの会
今年度の森最後の日、
年長さんにとっては旅立ちの日。
雪がすっかり消えた暖かい1日で、
出産でしばらく来ていなかった方たちが小さな赤ちゃんを抱いてカムバックしたり、
海外に旅立つ人が顔を見せに来てくれたりと、大賑わいの森でした。
おやつはパン。
パン屋さんをしているお母さんがおやつ係の日はいつも以上に楽しみです。
思い思いのペースで炭焼き小屋に向かいます。
今日プレゼントする遊び紐の仕上げにかかっているお母さんも!
蔦のバスに乗ったり、カエルの卵を観察したり、みんな春の喜びをまとったかのように飛び跳ねていました。
今日の絵本タイムは特別編、ぐりとぐらの人形劇。
子どもの頃に憧れたあのカステラ、なんと本物が登場しましたよ!
順番に1年間のアルバムと遊び紐を受け取って、年長さんにはお祝いのプレゼントとインタビュー。音楽のプレゼントもありました。
お天気が心まで温めてくれたような1日でした。
年長さんのおかあさんの言葉「あなたのおかげでここに来れました」はジーンと心に沁みました。
森のようちえんの情報発信を見ると、「こんなステキな親にはなれないな…」と遠い世界のように思います。
実際私は、子どもが1歳3ヶ月で参加しはじめた時は、市販の離乳食とコンビニのカッパ巻きを持って来てました。それが今では適当なお弁当を作れるようになりました。
汚れてもいいように着替えと靴を荷物に入れることも身についたし、「編み物?!」「納豆作り?!」と驚きながらやってみたり。
1年を振り返ると、子どもたちの成長だけでなく自分の変化も感じられます。
今でもパンは焼けないし、楽器も弾けないし、カエルも触れないけれど!
(Rちゃんかあさん)