にじみ絵と秋の実りの日
10月13日の森はせんだんのHILL 。
園庭で思いっきり遊べるよいお天気になりました。
おやつはサツマイモの米粉蒸しパン。
米粉なのにふんわり膨らむコツは、お酢だそうです。
にじみ絵講座もありました。
森のこども園卒業生のお母さんに半期に一度来てもらっているのです。
先生は、シュタイナー教育を軸にした子ども教室「楓舎」を、自然豊かな場所で開催されています。
https://www.instagram.com/kaede.sha/
にじみ絵とは…
透明水彩絵の具で、秋の色をたっぷり感じます。濡らした紙に絵の具をのせるので、思わぬ動きがあります。それぞれの色によって動きが違うのです。筆の動かし方でも、紙の上に現れてくるものは違います。それらをひとつひとつ自分の体験として味わい、色から感じるもの、自ら筆を動かす事によって出来る事、自分の動き以外で現れる現象などを楽しみます。形を描くのでは無く、色の力を使って描くのがにじみ絵です。
出来上がった絵は、残骸と言う先生もいる程で、結果として後からついてくるものであり、色を楽しんで味わっているその時を生きた時間として大切にします。
(案内メールより引用)
対象は3歳以上で、大人も参加OK。
小さい子チーム(単色)と大きい子&大人チーム(2色)に分けて実施されました。
光と風が通る園舎でのにじみ絵講座、とても楽しそうでした。
だけど私たち親子は今回はにじみ絵に参加せずでした。
それは前回参加時に、にじみ絵の素敵な解説に心踊らせていた母の心が折れてしまったから…。
「目の前の色に集中」どころではなくいつものように好奇心の赴くままの子ども、
ちゃんと素敵体験をしてほしい母。
「よそ見しないで」「あー!こぼさないように!」と小言が増えて、自己嫌悪に陥りました。
「今回はできるかも」、「でもせっかく親子ともどもリラックスできる森なのにまた前回みたいになったら…」と悩みまくりましたが、今回はお休み!
決めてしまえば当日は気楽で、思いっきり遊びました。
園舎で絵本、積み木、園庭では砂場に池を作ったり、乗り物で坂道を駆け降りたり。
園庭から出て柿やアケビを採ったりクルミを拾ったりもしました。
(親たちの方が夢中すぎて、誰の写真にもこの収穫のシーンがありません)
自由にすることと規律を守ることについて、主催者のノリチェルさんが話してくれたことがありました。
人間は社会的な生き物だから子どもも規律を学んでいくこと。
その日の予定を伝えて見通しが持てるようにしてあげること。
「好きに遊んでいい」は放置することではなく選択肢を与えて、導くこと(これは森の子どもたちはどれだけでも遊べますね)。
思えば前回は、子にとって突然のにじみ絵講座になっていたと思います。
みんながやっているのを見て「あれやりたかったー」と言っていたので、次回の開催の際には、「今日はこんなことをやるんだよ」と告げて参加できたらいいなと思ってます。
(Rちゃんかあさん)