6月にちよう森のこども園《森の生き物観察》
梅雨入りし、雨の恵みをいっぱいに受けている森。
この日は、明け方にも雨が降り、しっとりと湿った空気の中スタート。
今日の森は、森の生き物をじっくり観察してみよう。
わが家の小人さんたちもやる気満々の装備で到着。
博物館の裏の池で、カエルが産卵中との情報があり、お散歩開始前にみんなで、そーっと様子を見させてもらいました。
毎年モリアオガエルが産卵するというこの池
雨上がりの湿度の高いこの日の気候が、産卵にちょうどよかったよう。
木の上の白い泡の塊が、モリアオガエルの卵
黄色っぽく変色しているのは、少し前に産卵されたもの
今まさに産卵している姿も見ることができました。
真ん中でメスが産卵して、まわりをオスが取り囲んでいる姿。
モリアオガエルは、このように水辺の上、木の葉などに、卵を産みつけ、卵はこの泡の中でかえり、おたまじゃくしになって、ぽとんと水に落ちて泳ぎ出すのだとか。
そのあとは
博物館で蛇を見せてもらい、ドキドキと触らせてもらったり
ウシガエルの大きなオタマジャクシ!
女の子たちは、シロツメクサの冠作り
虫を捕まえながら、ゆっくりお散歩したあとは、炭焼き小屋で、火おこし。
大きな木にしっかり火を移すため、あーでもないこーでもないと、男の子たちが試行錯誤していました。
普段なかなか出来ない、火遊びの経験。
わがやの小人さんたちも、はじめてマッチに火をつける経験をしました。
さきほどお散歩で、トカゲの一種、カナヘビを捕まえてきた小人さんのお姉さんたち。
このカナヘビ、森のようちえんではよく見かける存在で、子供でも捕まえやすく、捕まえた後も大人しくて、とても可愛い存在。
朝の博物館のお兄さんが、カナヘビを連れてきたら、蛇に食べさせるところを見せてあげるよ。と話していたから、このカナヘビはあとから博物館に連れて行くつもり。と話していました。
生き物を捕まえる、実際に触れてみる。
この森の時間をすごす小人さんたちは、それだけでなく、この森の時間の中で、命が繋がっていくことを、頭ではなく、体験として得ているのだなーなんて思いました。
雨が降ってきたので、炭焼き小屋の中で、絵本の時間。
雨の日の、しっとりとした森にも、その気候ならではの楽しみがありました。
夏休みに入るので、日曜森はしばらくおやすみ。
また秋の森で。