チマキとにじみ絵
5月最初の森は、栴檀野の森の園舎で行いました。
お庭も室内も着々と整備が進み、とてもすてきな空間になっていました。
今日はかおり先生のにじみ絵です。
ぬらした画用紙と透明水彩絵の具で色を楽しむにじみ絵は、シュタイナー美術教育の一つです。やさしい色がふわっと広がって、横で見ていても楽しいものです。
うちの3歳児は、お庭で苗植えのお手伝いをしている子たちが気になって「あっちでジョウロやりたい」と気もそぞろでしたが、数日たった今でも突然「かおり先生も来る?」と言ったり、習った手遊び歌を始めたり、とても心に残っているようです。
さて、お当番は持ち回りで、半年に3回くらい担当します。
1回の人数は2−3人で、役割は、メールでの案内、おやつの準備、ブログの更新などです。
今回私はおやつ担当をかって出て、新潟出身の母に習ってチマキを作りました。
きっかけは、森のお母さんの課外活動「てしごと部食部門」の方から「チマキって、餅米?」と声をかけられたこと。森のようちえんで育てた餅米で、例年なら餅つきを行うのですが、今年はそのような活動ができず在庫されているのだそう。
「では食部で母に習いましょうか!せっかくだから笹取りから」「その前に練習がてら少人数でやってみましょう」とトントン拍子に話が進み、木曜森の前日、こどもの日にチマキ作りとなりました。
小さな時から食べていたチマキですが、作ったのは初めてでした。笹の葉を筒型にしてお米を入れて、もう1枚で蓋をして、紐で結ぶ、という一連の動きを教わりながら、チマキにまつわる話を聞きました。
旧暦で祝う端午の節句に出したり、農繁期の携帯食として作っていたそうです。
笹取りにいいのは6月ごろで、その笹を糸でつないで干しておいて、直前に茹でて使うそうです。外側を結んでいる紐は「スゲ」。菅笠のスゲとは違うようで、「これもとりたいけど、山に生えてる形状を知らないのよ」とのこと。チマキ作りの危機?!
5合のもち米で40個あまりのチマキができました。これを20分ほど茹でてできあがりです。
みんなとても美味しそうに食べてくれました。
今まで「おやつ担当の時は果物!」と決めていた(料理が苦手なので、ストレス軽減のための策)のですが、子どもたちが喜んでくれて作った甲斐がありました。
また、母の手仕事を引き継ぎたい気持ちはありつつ、どちらにもストレスになりそうでできずにいたので、こちらも良い機会になりました。
Rちゃん母さん